療育クラス、こんなトコロ
自治体やクラスによって差があると思うので、参考までに。
赤子が通うクラスは月に2回。平日の朝9:30から10:30まで。児童福祉センターである。
近い年齢で、近い発達具合の子達の4人グループ。全員男の子だったのはそういうものなのか、たまたまなのかは不明。
日程は1年分が予め決められてて、新年度のクラスが始まる前に予定表をもらった。
月に2回、平日に家族の誰かが休みを取れないと通えない。。。
まず到着したら先生が迎えてくれて、挨拶。
靴を脱いだら決められたマークが貼ってある場所に靴をしまう。赤子は猫ちゃんマーク。
部屋へ行って、始まるまでおもちゃや絵本でそれぞれ遊ぶ。
時間になると先生が来て、はじめまーす。
大きなホワイトボードがあって、そこに「ごあいさつの歌」の文字と歌う子供のイラストが描かれた紙を磁石でくっつけて表示。
ピアノ演奏してくれて、先生おはよー、みなさんおはよーのお歌。
歌が終わるとボードに貼ってあった絵を箱に片付けて、歌はこれで、おーしーまい!と大きな動作でパチンと手を叩く。
次は出席をとる。
一人ずつ写った子供の写真をみんなに見せて、◯◯くん呼びまーす。◯◯ ◯◯くーん!
はーい!と返事ができたら、できたね!ってみんながほめてくれる。
つぎは車の絵をホワイトボードに貼り出して、親のひざにすわって、ピアノ演奏に合わせてバスの歌。
バスに乗ってゆられてる!
ゴー!ゴー!
のやつ。
終わったらボードに貼った車の絵を片付けて、バスはこれで、おーしーまい!とまた大きな動作で手をパタン。
そしたら先生が1人ずつにボールを手渡して、運動のお部屋に行きまーす。と子供達を誘導。
そこから親とは別行動。
親は別室で、家庭での子供の様子とかをセンターの人の仕切りで話し合ったり。
時間が来て子供達が全て課題を終えたら、1人ずつ呼ばれて、今日はどんなことをしてどんな様子だったかフィードバック。
子供達は運動の部屋で10分程度、平均台をしたりブランコをしたり、体を動かして遊ぶ。
そのあと部屋を移動して感触遊びを10分ほど。
木製チップだったり、小豆だったり、スライムだったり、その日によって素材は色々。
最後の10分は課題。
型はめだったり、色合わせだったり。
最初はアンパンマンの顔の頬と鼻がペットボトルの蓋で作られていて、その場所にはめ込む、みたいなことをやってた。
いろんな形の消しゴムを、その写真が貼られた場所に入れていくとかも。
車の形の消しゴムを、その写真が貼られた場所入れる。
それができたら次の回には、写真がデフォルメされた白黒の絵になってて、コアラの消しゴムを手書きされたコアラの絵の場所に入れる。
とステップアップしてた。
小さな穴の周りにいろんな色のシールが貼ってあって(ファイリング穴の補強シール)、同じ色のピックをそこに刺しこんで行くとか。
フィードバックでは、最初はできなくても先生がお手本を見せると理解してできるようになったよ、とか。
固めに作ったスライムが大好きで、ずっと触ってたよとか。
通いはじめてすぐの頃、3回目くらいかな?で先生って言えるようになってて、初めて先生って呼んでくれた!ってとても喜んでくれたのが、わたしもうれしかった。
子供1人に決まった先生1人が付いてくれて、大人との信頼関係を築く、みたいな目的もあるみたい。
前回いったときは、今これをやりたいけど、先に課題やってからにしない?このおもちゃは他の子に取られないようにここに隠しておいてあげるから、先に課題をやろう?と言うと納得してくれたって言う話で、交渉ができるようになってきていますね、と言ってもらえた。
同時期に保育園でも、その話はしていないのに、お友達が遊んでるおもちゃが欲しくても奪い取らずに、隣で順番を待てるようになったねと言ってもらえた。
フィードバックと並行してサヨナラの会が子供達だけで行われてて、歌が終わってドアを開けると親が待ってるっていう流れ。
無理強いされてつまらない課題を長時間やらされるわけではないので、本人は楽しそうに通ってる。課題の前に体を動かして感触遊びをして、好奇心をあるていど満たしてから課題をするから、子供も素直に従うのかも?
わたしも家から近いこともあって、月2回のおでかけを楽しみにしてる。
お天気がいいとそのまま水族館に行ったり動物園に行ったり。用事がないと家に閉じこもりがちなので、外出のきっかけとしてもありがたい。
費用は市民税の納税額によって変わるけど、1割負担なのでたいした金額ではない。
1ヶ月1000円とか、それくらい。
今は1時間だけどもう少し年齢が上がると時間が伸びて、お昼をセンターで食べたりもするらしい。
期間は小学校に上がるまでで、途中でやめる事もできるけど、特別な事情がない限りは最後まで通いきる人が多いと聞いた。
保育園や幼稚園は同じ園の子が同じチームにならないように配置されるらしい。
療育中に見たり聞いたりした他の子供のことは、外で話さないようにと最初に注意があった。プライバシーってやつ。
発達を促すのは全身を使って運動するのが効果的らしく、言葉を上手に発音できるようになるのも結局は舌の筋肉なので、全身運動がいいらしい。
言葉や理解できることは増えて来たけど、まだ発声が不明瞭なので、次はそこも相談してみようかなぁ。前回は言語聴覚士さんが入ってくれてたらしいのでどんな様子だったか聞いてみたい。