子猫を迎えた話①
うちには猫がいる。
9歳。去勢済みオス。
その名も暗刻。
あんこ、と読む。
あんこを迎えるまでは犬しか飼ったことなかったけど、当時の職場の前に捨てられていて私が引き取った。
成り行きでうちに来たので、特に猫が好き!というわけではないけど、やっぱり自分ちの猫はかわいい。
当時は実家住まいで、犬もいた。
ミニチュアピンシャーのはるか。
あんこが来た時点でもうシニアで、あんこがまだ若いうちに死んでしまった。
母の落ち込みは相当だったけど、あんこがいたから乗り切れたところもあって、あんこ様様であった。
わたしは結婚して家を出て、子供を産んで、あんこは9歳になった。
子供が2歳になる頃には子供と一緒に成長できる子猫が欲しいと、少し前からダンナに伝えていた。
最初はあまり乗り気ではなかったようだけど、お店に行って子猫を抱っこさせてもらってから、なんとなくいけそうな雰囲気で、実際にOKをもらえた。
時期的にもぽこぽこ生まれてる季節だったので、思い立ったが吉日と里親募集のサイトを色々と物色。
京都に住んでいるので、京都が譲渡可能な地域に入っている子猫を探したら、奈良に保護ボランティア団体があることがわかって、子猫を見に行くことになった。
現地には猫だけでなく犬、ニワトリ、うさぎ、インコなどたくさんの保護動物がいた。
何組か見に来てて、わたしたちが見ている時に長毛のハチワレちゃんのお家が決まった。
わたしたちもその子を見ていて、とてもかわいいねと話していたけど長毛のケアをする自信がなくて、かわいいけどうーーんという感じだった。
あとはあんこと似た柄や配色、もしくは真っ黒な子達。
その中に1匹いた三毛ちゃん。
せっかくだからあんことは違った配色の子がいいねと話していたのもあって、すぐにその子に決めた。
その時点で猫風邪をひいていて目やにが出ていたけど、どうせ引き取ったあとどんな子でも病院に連れて行くし、マイナス要素にはならなかった。
それが
この子。
家に来てからのことを書いて行きます。